今、福島は
福島原発事故から2年半がたった。3・11の大地震と大津波、そして3月12日の福島第一原発1号機の爆発炎上。この日は、日本戦後史を画するものとして歴史にきざみこまれようとしている。
しかるに多くの人々は、その日をすでにわすれようとしている。
いやむしろマスコミは、あえて人々に忘れさせようとしている。
だがしかし、福島県民15万人は、いまなお避難生活を余儀なくされている。
原発事故そのものは、いかん。
放射能汚染水がタンクから大量に漏れ出していることが判明。原事故レベル3と規定せざるをえない大変なことになっていることを東電が発表せざるをえなくなった。
しかし、事故の全貌をすぐに発表せず、漏れた水量もこだしスタイルでの報告。
安倍自公政権は、成立以降、原発事故を東電に責任転嫁して、@再稼働を虎視眈々とねらっており、A原発を外国に輸出しようとしている。
こんなことがまかりとおろうとしている。
8月23日、札幌で「福島の子供たちを守る夕べ」がひらかれた。
福島の子供たちを一時的にでも「札幌によびよせて、保養してもらうための施設をつくる会」をはじめとした市民団体が計画をいますすめている。
国は、年間20ミリシーベルトの基準を今福島県民におしつけている。放射能管理区を国は、年間被ばく5ミリシーベル以内としている。
福島市民は、それをはるかに超える線量のなかで今、生活をしているのだ。一体どういうことか。飯館村は、今セミは一匹もないていないという。
今福島は確実に“死の大地”ヘとつきすすんでいる。
第二のチェルノブイリ化しつつある。
これを許すな。