カモメール、ヤミ市場の顛末」

 

 郵便局の夏の営業の目玉は、「カモメール」だ。例年、各局の管理者は、自局のノルマ達成のために必死になる。職員にノルマを課し、週ごとに各自の成績をチェックし、目標に達しないものをよびつけては“どのように販売活動をしているか”とか“どうすればさらに売れるようにできるか”などと追及しているのだ。

 勢い配達で精いっぱいの職員は、知人、友人、親戚にたのみこみそれがいっぱいになると「自腹」をせざるをえなくなる。

 −というのは、年賀販売とおなじだ。今もってすこしも改善されていない。

 ある町の金券ショップは、カモメール販売日とどうじに店先にカモメールが、売りに出されている。むろん販売値段は、45円か47円と店によりまちまち。

 キンケンショップは、大口の買い手をみこんで注文をあてにしている。カモメールヤミ市場というべきものが、形成されていて久しいのだ。自腹をした職員が、持ち込んでいて一枚40円ほどでうるのだという。

 このような現実を局の管理者はどう考えるのか。また、最大労組のJP労組は、なんと考えるのか。 「交渉で申し入れている」ではすまされない。

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